【“美少女に潜む13人”黒澤優】ISOLA 多重人格少女(2000) - 感想
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ISOLA 多重人格少女(2000)
人の感情が読める”エンパス”の能力を持つ由加里は、阪神大震災のボランティア活動中、多重人格の少女、千尋と出会う。彼女の12の人格は、交通事故による両親の死、臨死体験、養父からの性的虐待から生まれたものである。そして阪神大震災を契機に13番目の人格が生まれつつあった。それは悪魔の人格”ISOLA"で他の人格を支配しようとしていた。果たして由加里は悪魔の人格”ISOLA"を倒し、千尋を救うことができるのか?
(C)2000「ISOLA 多重人格少女」製作委員会
(引用: Amazon.co.jp: ISOLA 多重人格少女を観る | Prime Video)
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2000年に公開されたホラー?オカルト?映画です。
心霊、超能力等が取り上げられていますが、ホラーとしては弱いというか、、、
描写としてはどれもそんなに怖くはありません。
過激なシーンはあまり無いと個人的には思いますので普通に見れます。
DVDジャケットの画像が謎過ぎる(笑)
なかなか衝撃的というかw
映画にこんな激しいビジュアルの人が出てくるシーン全然無いんですけどね。。
イメージ写真か。
主役に木村佳乃さん。
人の心が読める超能力を持っており、劇中ではその力を持つ事による苦悩が描かれています。
自分で力をコントロールできず、知りたくもない人の心情が聞こえてきます。
薬を飲んで自分を落ち着かせる木村さんの鬼気迫る演技が印象に残りました。
が、この映画を見る上でその能力についてはあまり気にしなくて良いかも。
深堀はされてないし、物語の大筋にあまり関わりがあるとも思えない。
注目したいのはタイトルになっている多重人格少女。
13人もの人格を内に秘めた女子高生を演じる千尋(演:黒澤優さん)。可愛い。
その名通り様々なキャラクターが表に出てきます。
無邪気な子ども、やさぐれたヤンキー、知的な教授など。
微妙にセクシーなシーン(?)もあります。
いつもは普通の美少女が普段と違う狂気の表情を魅せたり、
想像もつかないような攻撃的、魅惑的なアクションをするシーンに大変惹かれるので、
この“七変化”ならぬ“十三変化”の描写は素晴らしいと感じました。
・・・と言ったものの。
劇中では細かく13人それぞれの人格は出てこなかったりする(笑)
ごく数人の目立つキャラクターのみ、ちょこちょこ現れてます。
なので欲を言えば、ここら辺の、、、千尋が多様な姿を魅せるという部分にもっと作品の時間が割かれていたら嬉しかったかな。
一連の事件後、千尋は200人に人格が割れ、その後13人に収束したという事が語られていてます。
200人て・・・200人ってすごいな。
★DVD↓↓↓
★原作本↓↓↓
原作は未読なのですが、今回の映画を見て少し興味が湧いてきました。
気が向いたら読もうかな。
ちなみにこの映画、日本で初めて阪神・淡路大震災を題材にしたらしい。
エンディングの映像には神戸のルミナリエが登場します。