【“憑依で狂気”榎本加奈子が可愛すぎる】ゆりかちゃん(1997) - 感想
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ゆりかちゃん(1997)
玉井雪雄原作のコミックを、榎本加奈子主演で映像化したサイキック・ムービー。連続殺人事件の解決の糸口を求めて、刑事が憑依性多重人格の女子高生を訪ねる。彼女が殺人鬼と対峙したことから、恐怖の惨劇が始まる。
(引用:ゆりかちゃん | 映画の動画・DVD - TSUTAYA/ツタヤ [枚方 T-SITE])
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『ゆりかちゃん』は1997年の映画(オリジナルビデオ作品)です。
ジャンル的としてはサスペンス・・・かなあ?
一応心霊現象、超能力的な要素も無くはないけど。
私がかなり好きでオススメしたい作品です。
DVDを買って鑑賞しましたが「これはアタリ!」と思いました。
そのジャケットには怖い表情をしたゆりかちゃん(演:榎本加奈子さん)。
表は「「週間ビッグコミックスピリッツ」(小学館)連載 衝撃のサイキックムービー!」、
裏面には「憎しみに彩られた鮮血が降り注ぐ時 少女・ゆりかは・・・・・・悪の処刑人となる!!」と大変そそられる文句が書かれています(笑)
大まかなストーリーとしては、
【家族全員が殺されてソファーに座らせられるという、猟奇殺人事件を起こした犯人を、刑事が「憑依性多重人格」という能力を持った女子高生の力を借りて探し出す】
・・・という感じ。
前回取り上げた作品も多重人格を題材にしていましたね。
【美少女に潜む13人】ISOLA 多重人格少女(2000) - Movie Life Is A Party !
OPでいきなり血なまぐさい殺人現場が映し出されます。
この時点で「生理的に無理ッ!」となる人もいるかもしれませんので念のため注意。
まあ~~大丈夫だとは思いますけど。
それにしてもOP映像の演出が安っぽいなw
新人刑事の五郎丸は、この殺人事件の犯人を探そうとするベテラン刑事の米村に連れられ、過去に捜査に協力してもらった女子高生・ゆりかちゃんに会いに行きますが、そのおじいちゃんに突っ返されます。
(米村の命令で)夜に窓から侵入して接触を試みる五郎丸だが、下着泥棒に対してかけられた罠にハマる。
そこに浴衣姿に木刀を持って登場したゆりかちゃんが五郎丸をビシビシ叩く。
何とか事情を説得して連れ出す五郎丸に「駆け落ちする恋人みたい♡」とちょっとドキッとするような事(笑)を言う。
この作品は五郎丸とゆりかちゃんとの関係性も結構見どころだったり?
過去の一件から、ゆりかちゃんは学校に通わせてもらえていません。
「学校に行きたいし、友達が欲しい。今回の件で上手くいけばおじいちゃんに認めてもらえる」と思って協力したらしい。
時間が空いてる隙に五郎丸と渋谷へデートに出かけます。
ベレー帽被ったゆりかちゃんが可愛い。年相応で無邪気。
途中、薬物の取引現場を見かけた五郎丸、その正義感ゆえに薬の売人を追っかけ殴り合いになるが、後をつけてきたゆりかちゃんが捕まってしまう。
ナイフを突き付けられて気絶します。・・・しかし目が覚めて彼女は豹変。
ゆりか「刺してみろよ。刺してみろって言ってんだよ」
物凄い力で腕を掴む。そして奪ったナイフで背中を滅多刺し・・・倒れ込む売人。
ゆりか「おい歩けええ!!」
気を失い、病院に運び込まれたゆりかちゃん。
米村から、彼女は「憑依性多重人格」で、「精神的・肉体的危機に直面した時、自分を守るために、他人の人格を取り込んで対処する」と五郎丸に話す。
うーん。要するに・・・イタコ的な??
目が覚めたゆりかちゃんは憑依している時の事は覚えていません。
米村は先生の忠告を無視して、ゆりかちゃんをムリヤリ連れ出そうとします。
この米村刑事は結構型破りというか、強引すぎるところがありますね。
事件を解決するためなら何だってやる!みたいな。。
そんな彼に五郎丸は「任せるわけにはいかない」と付いていきます。
米村は犯行現場にゆりかちゃんを連れ出し、動機や殺害方法を知るため、犯人の人格を「憑依」させようとします。
殺人事件の話をして「お前がやったんだろ!」と彼女へ怒鳴って恐怖を与えます。
「私じゃありません!!いやぁっ!」←ガチ悲鳴
こないな様子を見ている五郎丸は心配になってきます。
そして、ついにゆりかちゃんは気を失います。再び目覚めると、、
「俺じゃないっす!これじゃただの拷問っす!そんなにゆりかちゃん虐めて楽しいっすか!変態じじい!」と言って、現場から走って逃げます。
どうやら五郎丸の人格が移って失敗したらしい。
そんな中、同一犯と思われる殺人が新たに発生します。
現場にゆりかちゃんを連れて行く米村だが、五郎丸は反対しケンカに。
ゆりか「止めて下さい。私は大丈夫ですから!」
その後、公園にて一人悩む五郎丸に、「私、変になっちゃうのは嫌だけど。人が殺されるのはもっとイヤ。お手伝いしたい」と言って近づくゆりかちゃん。
そして「五郎丸!刑事はホシを挙げる事だけ考えてればいい!!・・・なんちゃって。米村さんでした♪」と米村の人格が乗り移ったかのような口調で話し、彼女が心配な五郎丸に大丈夫だという事を示します。
ここのゆりかちゃんが可愛すぎてヤバいっす。
ゆりかちゃんをまた犯行現場へ連れ出そうとする米村は、
彼女の希望との事で五郎丸を現場に来させないようにします。
米村「変になった自分をお前に見られたくないんだよ。察してやれ」
犯行現場にて犯人の人格が憑依。
DVDジャケットの、あの怖い表情になって目つきが悪い(だが可愛い)。
米村は資料を見せながら「幸せな家庭が羨ましかったんじゃないのか?」と言うと、
ゆりか(犯人の人格)は「黙れ!」と言い動揺。
続けて煽る米村を彼女は殴りつけた後、ナイフを取り出して詰め寄ります。
ゆりか「俺の犯した最大のミスを見逃してくれてる」と高笑い。
米村「最大のミス?」
その後、憑依した人格が消えて気を失ったらしい。
米村と五郎丸は先程の様子を撮影した映像と、現場の資料を通して犯人の手がかりを探す。
その中で「なぜこのような能力があるのか?」
米村はゆりかちゃんの凄惨な過去を語り始めます。。。
五郎丸は一つ資料が無くなっている事に気づく。
それはゆりかちゃんが持ち出していたらしい。
寝ている彼女(浴衣姿)が持っているのを発見するが、誤って滑ってしまい、
寝てるゆりかちゃんの顔面にキスしてしまう。
目が覚めて「きゃーーーっ!」←ガチ悲鳴
ビンタをして「何するんですか!五郎丸さんってそういう人だったんですか!」
(こういうちょっとラブコメチック?なシーンもたまにあります)
否定しながら、五郎丸はある事に気づく。
「そうか!(この資料は)犯人の人格が持ち出したんだ!」
ここで事件解決への手がかりが・・・・
・・・という感じのストーリーです。
いつも以上に細かく話し過ぎて長くなってしまった(笑)
だって好きなんだもん、この映画w
注目ポイントを以下にまとめました↓↓↓
●主演の榎本加奈子さんが可愛すぎる
何と言ってもゆりかちゃんが可愛いです。
演じる榎本さん(当時17歳くらい?)自身のビジュアルもそうですが、そのキャラクターですね。
●ゆりかちゃんと五郎丸の関係
互いに好感を持っているような描写がほのかにあり、2人の関係性も見て頂きたい。
●憑依性多重人格がもたらすギャップ
これがこの作品一番の魅力。
ゆりかちゃんの普段の可愛らしさ&あどけなさと、狂気的な売人や猟奇殺人犯へ人格が憑依した時の落差がたまらない。
●70分で見れる短い作品
割と重要かも。サクッと見れますよ。
●犯人と対面するシーン
銃を持って襲い掛かる犯人と対峙したその時・・・!
「さっさと撃ったらどうだ?変態野郎」
●ラストがちょっと切ない
ちなみに最後に登場するゆりかちゃんの衣装はワンピース姿でこれまた可愛い。
榎本さんのスタイルの良さが伺える(そんなとこばっか注目してしまう笑)
★DVD↓↓↓