【学園美少女ホラー!関野沙織&つぐみ出演!共演に若き日の窪塚洋介】亡霊学級~少女の戦慄(1997) - 感想
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
亡霊学級~少女の戦慄(1997)
数カ月前に母を亡くし、天涯孤独となった由良みちるは、母方の妹の三枝家に引き取られた。そこには同じ高校に通う、美果という優しい従姉妹がいた。美果のボーイフレンドの河合真吾を含めた3人はすぐに仲良くなった。
夏休み直前の放課後、みちると美果はセーラー服を着た少女の霊を見かけた。その日から、だんだんと3人のバランスが崩れ始めた。美果は、みちると真吾の仲を疑い、みちるにつらくあたるようになっていった。まるで何かに取り憑かれたかのように・・・。
(引用:VHSジャケットより)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
『学校ってさ、何かいんだよ。
何かいてもいいんじゃないの?』
『色んな人がいっぱい出入りするだろ。
入学して、3年ここで暮らして卒業して。また新入生が入って。
いじめとか恋愛とか。
学校ってさ、人の強い感情が充満してんだよ。
そういうのが悪霊たちを呼び覚ますのかもしれない』
(劇中の河合真吾のセリフ)
『亡霊学級~少女の戦慄』という、
1997年にリリースされたオリジナルビデオ作品です。
2018年5月にVHSを購入して鑑賞しました。
美少女2人が活躍する学園ホラーもので、
なかなか好みの作品だったので紹介させて頂きます。
🌹らびあん的オススメポイント↓↓↓
●恐怖に震える主人公・みちるが可愛い
●狂気のホラーヒロイン・美果も可愛い
●若き日の窪塚洋介も出演!
●美少女学園ホラー!静かなる恐怖
●唐突なホラー描写にビビる?!
●“シュシュトリアン”石橋けい出演!
実はシリーズものの2作目である今作。
1作目は『亡霊学級』というタイトルで、同名漫画の実写化だったらしいですが、
『少女の戦慄』は完全オリジナルドラマだそうです。
ちなみに70分くらいの作品で非常に見やすいので、そこもオススメ。
本作は夏休み中の高校が舞台。
女の子2人と男の子1人の三角関係がメインとなっており、
そこにホラー要素が加わる感じ。
ある日、学校で謎の少女の幽霊を見た後、
主人公・みちるは悪夢にうなされたり、奇妙な事が起きり始めます。
そして仲の良い美果は、みちるへの思い込み・嫉妬心から、
彼女へキツく当たるようになるのですが、その様子がどうもおかしい・・・
みたいな話。
●恐怖に震える主人公・みちるが可愛い
清楚な雰囲気で、ちょっと弱々しい雰囲気の美少女。美脚。
Tシャツを着た時の胸のふくらみが大変よろしい。
奇妙な現象、豹変した友人を目の当たりにし、恐怖します。
怖がってる時の表情が特に可愛い(笑)
この映画ではメインとなる3人の関係と共に、
みちるの過去、彼女の「家族」も重要なポイントとなっています。
彼女曰く、自分が生まれた時に父親は死んだ事にされていましたが、
後に、母親(光子)は結婚しないで自分を生んだ・・・という事を知ったみたいです。
光子は男の人をずっと憎んでいて、
みちるは男の子と口を聞くだけでぶたれていたらしい(ひでえな)
しかし中盤でおばあちゃんが真実を語り始めます。
実はみちるの父親である男性には婚約者がいたんです。
光子は好きになってはいけない人を好きになってしまったんですね。
2人はもちろん周りから関係を反対され、それを苦にして2人は自殺を図るのですが、
光子だけが生き残った・・・!
という、凄まじい(複雑な)過去が判明します。
ここら辺の過去が学校の亡霊うんたらに繋がっていくわけです。
主人公・由良みちるを演じるのは関野沙織さんという方。
2000人の中から選ばれた人らしい。
1978年12月30日生まれ。この映画の公開当時は19歳くらいですかね。
関野沙織さん、検索してもほとんど情報が出てこないんですが、
当時のCMがあったので貼っときます。
映画とは雰囲気がちょっと違いますね。
●狂気のホラーヒロイン・美果も可愛い
三枝美果はみちるの従姉妹であり、同じ高校に通う友人同士。
そしてクラスメイト・河合真吾の恋人でもあります。
みちると比べると活発な雰囲気で、こちらも美少女。あと美脚。
亡霊に取り憑かれて豹変していく、ホラーヒロインぶりがたまらない♡(笑)
ですが、亡霊に憑かれる云々以前に、
美果はみちると真吾の仲を疑い、みちるに強く当たるようになるんです。
(まあ、その感情を霊に付け込まれたんだと思われる)
ここら辺のちょい「悪女」演技も見どころ。
学校で亡霊に遭遇し、その日を境にして彼女の様子がおかしくなります。
この時、逃げて階段から落ちた後に見えた太ももがえっちだった。
「真吾を好きにならないって約束してくれる?」
みちるに対してギリギリときつく「指きり」をしたり、
暗い部屋でノートいっぱいに「死」の文字を延々と書き続けてたり、
みちるの悪夢の中で狂気の笑みを浮かべながら彼女の首を絞めつけたり・・・
んまあ見どころ盛り沢山ですw
三枝美果を演じるのはつぐみさんという方。
1976年2月21日で、当時21歳くらいでしょうか?
数々のドラマや映画に出演されているようですね。
『エコエコアザラク』や『ウルトラマンダイナ』にも出ていたみたい。
●若き日の窪塚洋介も出演!
みちる、美果と仲が良いイケメン・河合真吾。
見た目だけじゃなく、性格もめっちゃ良いし、たまに深い事を言ったりする。
(この記事最初の方に書いたセリフとか)
彼を演じるのが窪塚洋介さん。
当時は「ヨースケ」という名前で活動していたみたいです。
1979年生まれなので、関野沙織さんやつぐみさんより年下なんですね。
個人的に窪塚さんと聞いて、パッと思い浮かぶのは、
映画『TOKYO TRIBE』のンコイ。
劇中で印象的な悪役を演じていて記憶に残っています。
あの作品、受け付けない人は全く受け付けないのだろうけど、
私はなかなか好きだったりする。
清野菜名ちゃんのキレキレアクションが見られるのも理由の一つかな。
また気が向いたらこのブログで取り上げたい。
●美少女学園ホラー!静かなる恐怖
BGMもあまり多くはなく、静かな雰囲気の映画です。
とにかく暗い。ただただ暗い。
ただ、みちると美果のビジュアル、恐怖演技等を目当てに見ても良い、
学園美少女ホラーもので、私的にはかなり好みの作品です。
一応ホラー映画ではありますが、美少女同士の心のもつれや家族の秘密など、
人間関係に主軸が置かれています。
直接的に怖がらせに来る描写(ビックリ系)は無いので安心して見れますよ。
まあ、この映画・・・何が怖いかって、
美果の母親、父親、おばあちゃんがうっすら怖い。
これはちょっと見てもらわないと分かりにくいですが、
表情が乏しい、人間味が無い雰囲気で、妙な恐怖感がある。
先ほど言った劇中の「暗い」雰囲気も相まって余計ね。。。
●唐突なホラー描写にビビる?!
先ほど直接的に怖がらせに来る描写は無いと言ったものの・・・
少しビクッとするシーンもあるにはありますよ。
まず一つは唐突に頭上の電球?が割れて、おばあちゃんが頭にケガをします。
これが、結構いきなりなのでちょっとビビる。
もう一つは、美果にムリヤリ指切りさせられたみちるの小指が腐るシーン。
これがなかなかグロいし、痛々しい。血が滴り落ちるし。。。
みちるは、ケガをした指にハンカチを巻き付けます。
この時、制服の袖からワキ&下着が見えて私も鼻から血が滴り落ちそうになった。
美果「約束破ると小指が腐って取れちゃうよ」
このように、油断してるとちょっと怖いシーンもある。
まあ大した事はないんですけどね。
●“シュシュトリアン”石橋けい出演!
学校を彷徨う亡霊の役に石橋けいさんが出演しています。
エンディングでは「友情出演」と表記されていました。
1978年生まれで、関野さんと同じ年です。
石橋けいさんと言えば、『シュシュトリアン』ですよね。たぶん。
この作品、、、というか「不思議少女シリーズ」は、
前からずっと気になってはいるので、いずれ見てみたい。
個人的には石橋さんと言えば、
『ウルトラマンティガ』のシンジョウ隊員の妹役のイメージが強いかも。
確かGUTSの医療チームで、女医っぽい格好をしていた気がしますが、
その衣装の丈がやたら短かったような気がする(そんな目線ばっか笑)
『亡霊学級』もティガと同じく97年公開ですから、
ほぼ同じ時期に映画に出ていたんですね。
★VHS↓↓↓
現在は再入荷の目途が立っていないとのことで(苦笑)
まあ入ったところでVHSなので試聴できない人も多いと思いますけど。。
これもDVD化・・・う~~~ん、、、今後もしないでしょうなあ。
めっちゃしてほしいけど。
ここだけの話、某ニコニコで動画があったりする。
実は、そこで見て良かったのでVHSを買ったんですよね。
今も探したらあるかな?