【“血みどろ”女子高生サイキックアクション!】The Witch 魔女 - 感想
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The Witch 魔女(2018)
ある特殊な施設で育ったジャユン。8歳のときに逃げ出し、記憶を失ったジャユンは助けてくれた酪農家の娘として暮らすことに。そして、10年余の歳月が過ぎ、ジャユンは頭に異変を感じるようになる。手術費用と経済状況が厳しい養父母のため賞金が出る歌のオーディションを受けることを決意。しかし、テレビ番組で、あるマジックを披露したことで謎の男たちから追われることになる…!(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
(引用:Amazonプライムビデオより)
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韓国の映画『The Witch 魔女』を見ました!
ちょっと気になっていた作品。
前回紹介した『テルマ』と同じく、女の子が覚醒して超能力を使う話・・・
というトコロは共通してるかもしれませんね~。
まあ、そこだけなんですけどw
★『テルマ』(2017)
🌹らびあん的オススメポイント↓↓↓
●女子高生の血みどろアクション!
●まるで少年漫画!?能力者バトル
●敵キャラも魅力的!紅一点の女戦士♡
●“魔女”・・・その本当の意味とは?
●続編にも期待!
最初に予告編を見て、間違いなく自分好みの映画だろうと確信。
実際に見て大当たりでした。
ただ感想を書こうとすると、なかなかネタバレを避けるのが難しいというか・・・
それが嫌という方はぜひ引き返してもらえたら嬉しいです。
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●女子高生の血みどろアクション!
主人公・ジャユンは酪農家の家庭で暮らす女子高生。
幼い頃に“ある組織”から逃げてきて、ここの両親に拾われるのですが、
以前の記憶を失っています。
パッと見は可愛らしい普通の女の子。
ある日、友人が組織の男たちに人質として捉えられます。
ナイフが友人の首に突きつけられた瞬間!
物凄いスピードで拳銃を奪い周りの男たちを正確に撃ち抜き、
続いてナイフで敵を仕留めていきます。
彼女はとんでもない戦闘能力の持ち主だった!!
何と言っても主人公・ジャユンのアクションが魅力的な本作。
序盤では家族や友人との平穏なドラマが描かれているだけに、
終盤に本来の力を発揮し、敵を容赦なく葬って返り血を浴びる姿が映える映える。
血みどろの姿で笑みを浮かべる様は狂気すら感じますね。
このギャップが怖くてたまらない。
●まるで少年漫画!?能力者バトル
実はジャユンは組織の遺伝子操作によって作られた“人造人間”。
同じ境遇で誕生した子供たちは数人おり、ジャユンはその中でも特に優秀でした。
彼女含め、この人造人間たちは、驚異的な身体能力の高さ&回復力のみならず、
超能力(物体を動かす)も使う事ができます。
さながらスターウォーズの“フォース”のように、
落ちた拳銃を手まで持ってくる、壁を動かして盾にする等のシーンがあった。
良いと思った点は、ジャユンにしろ、彼女を狙う同じ戦闘員にしろ、
肉弾戦主体で戦ってくれた事ですかね。
こういうジャンルの作品は、
相手を超能力で吹っ飛ばしたりし合うだけに終わるようなモノもあるのですが、
『魔女』に関しては、あくまで殴る蹴る、刃物で攻撃する等がメイン。
そこに超能力をプラスして戦うような殺陣で、魅せ方に好感が持てました。
それにしても「遺伝子操作によって生まれた特殊能力を持つ子ども」という設定。
前に映画館で見た『ストレイヤーズクロニクル』(2015)を思い出しました。
あの映画はより“能力者バトル感”がありましたね。
賛否分かれる作品ですが、私は割と好きだったりする。
★『ストレイヤーズクロニクル』(2015)
●敵キャラも魅力的!紅一点の女戦士♡
過去に極秘実験によって生まれた(ジャユン以外の)4人の超能力集団の中に、
キル・ビルのGOGO夕張チックな雰囲気の女性戦士がいてめっちゃ気になった。
彼女は主に腰に備えた2本のナイフで戦います。
人造人間には、第1世代と第2世代が存在します。
ジャユンとこの4人は後者で、前者よりもはるかに強い力を持っています。
第1世代は彼らを危険とみなして、殺そうと画策。多数の兵士を送り込みます。
が、次々と返り討ちにあってしまう。
兵士たちをバッサバッサと斬り倒す、この女戦士のアクションがたまらなかった。
もうね、そのビジュアルが私の“癖(へき)”に突き刺さるというか(笑)
出番はそこまで多くないですが、マジで必見です。
●“魔女”・・・その本当の意味とは?
タイトルにもなっている『魔女』。
人造人間たちの中でも最も優秀だったジャユンは、
その能力自体に恐れられて“魔女”と呼ばれているのかと、、、最初は思ってました。
でも、それだけが理由では無くて、彼女のキャラクターからそう呼ばれている感じ。
あの普通の女子高生から、容赦なく人を殺す戦闘マシーンになるギャップ。
そして、終盤で判明するのですが、彼女が本当は記憶を失っていなかった事。
全ては演技で計算だった!というのが、一番ビックリしましたね。。。
あの夜神月(デスノート)を思わせる「計画通り」な表情も素晴らしかった(笑)
彼女は酪農家の家庭に組織から抜け出して拾われるたって言いましたが、
この家庭も“自ら調べて選んだ”ってのが特に恐ろしいね。当時8歳の子どもですよ。
こういう彼女の天才的な(いや悪賢い?w)キャラクターが、
“魔女”と呼ばれる所以かと。
●続編にも期待!
冒頭から“第1部”と表記されおり、
ラストも明らかに「続編がありますよぉ~♪」って感じの終わり方だったw
この映画は劇場で鑑賞していなかったので、
今度続編が日本で公開された場合は絶対に見に行きたいですな。
ちょっとどういう風な続き方をしていくのか想像しにくいけど。
第2世代の生みの親であるドクター・ペクも死に、超能力の戦闘員も全員倒され、
組織は壊滅しちゃったっぽいし。
ラストシーンで、そのペクと同じ顔をした姉妹が登場します。
また、その横にはジャユンが「お姉ちゃん」と呼ぶ謎の女性もいました。
この2人は何者なのか・・・?
ここら辺が次回の焦点になるのでしょう。
余談ですが、このドクター・ペクが、ジャユンを組織のアジトの中に捕らえて、
尋問するシーンは、物凄い『ハンナ』を彷彿とさせました。
監督が意識しているかは分かりませんが、
あの構図とほとんど同じで個人的にテンション上がりましたよ。
★『ハンナ』(2011)
以前紹介したこの映画。
よく考えたらハンナもジャユンと同じような境遇ですよね。
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女性アクション好きは絶対に見て損は無い。
個人的には非常に好みの作品でした。