【“日本マンガ要素半端ない”フランス映画!個性派ヒロインアクション】ブラッディ・マロリー(2002) - 感想
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ブラッディ・マロリー(2002)
悪魔退治を専門とする個性派集団が悪の教団へ戦いを挑む姿を、スピード感溢れる展開で劇画調に描いたSFアクション・ホラー。初メガホンをとったジュリアン・マニャ監督は日本のマンガに傾倒し、その要素を本作に注入。音楽でも「攻殻機動隊」や「パトレイバー」など、数多くのアニメでスコアを手掛けてきた川井憲次を起用する徹底ぶりを見せる。
マロリーは新婚初夜、突然吸血鬼に変貌した夫に襲われるが、逆に夫を斧で殺害する。返り血を浴びた彼女は一生悪と戦うことを誓い、数年後、真っ赤な髪をトレードマークに無敵の女戦士へと大変身を遂げた。“超常現象特殊部隊”のリーダーとなったマロリーは、爆発物の専門家でドラッグ・クィーンのヴェナ・カヴァと口のきけない超能力少女トーキング・ティナを従え、悪の教団アバドンの殲滅に乗り出す。だがある時、彼女たちがマスクを被った謎の人物に襲われている頃、ローマ教皇が誘拐される事件が起きる…。(引用:映画 ブラッディ・マロリー - allcinema)
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🌹らびあん的オススメポイント↓↓↓
●ド派手なセクシーヒロイン!主人公・マロリー
●個性豊か“過ぎる”マロリーの仲間たち
●アクションシーン満載!やたらと漫画チック?
2年くらい前にDVDを購入。
今回久しぶりに見返したので取り上げました。
『ブラッディ・マロリー』(2002)はフランスの女性アクション映画。
監督が日本漫画のファンらしく、その要素を見受けられる部分が多い。
もう登場キャラクターのビジュアルから、そんな感じしますよね(笑)
●ド派手なセクシーヒロイン!主人公・マロリー
主人公のマロリーは政府の極秘任務を請け負う“超常現象特殊部隊”のリーダーです。
赤い髪に赤いセクシーな戦闘衣装とド派手なビジュアルが目を引く。
プロフェッショナルでクールな性格かつ戦闘能力に長けています。
基本的には肉弾戦で戦いますが、他には銀色の釘?のような武器も使用し、
こちらは伸縮自在でロッド状に変化する。
背中に銃も所持していて、カッコよく敵に向けて構えることはあるが、
劇中で撃ったシーンは無い(笑)
また喫煙者であり、タバコを吸う姿も見れる。
あらすじにも書いてますが、かつての婚約者が吸血鬼で、
襲われそうになったトコロを斧で返り討ちにした過去があります(すげえな)
その時に浴びた返り血は、中盤で彼女のピンチを救うキーポイントになってたり。
このように主役ヒロインが非常に個性的なキャラクターのため、
彼女の活躍を見るアイドル映画としても楽しめる。
(そんな作品ばっか紹介してるけどw)
●個性豊か“過ぎる”マロリーの仲間たち
超常現象特殊部隊は他に2名のメンバーがいます。
ヴェナ・カヴァは爆発物のエキスパートで、
マロリーとは対照的な青い髪でキメたスタイル抜群の女装家(♂)。
劇中では様々な武器を仕様しており、ヌンチャク、靴に仕込んだマシンガン、
リップスティック型のミサイル等。自身の爪で敵を切り裂く攻撃もする。
“彼女”は元盗賊団のボスで、かつてマロリーと戦った過去があり、
その後仲間になったそうです。
トーキング・ティナはIQ360の超能力少女で、
自分の魂を別の生物に宿らせる力を持っています。
これにより他の生物の体を乗っ取って行動する事ができる。
また一時的に相手の脳を支配して操ったり、直接ダメージを与える技も使える模様。
単純な戦闘力は皆無なため、肉弾戦には弱く、映画冒頭の戦闘で重傷を負ってしまい、
劇中ではほとんど病院のベッドで寝たきりになってます(これが少し残念)
以降は他者の体に精神を入れて行動。
ネズミやら汚いオッサンやらに乗り移っていたため、眉をひそめていたところ、
終盤でセクシーな女医さんになったので嬉しかったです(笑)
マロリーも含めて個性的過ぎるメンバーが揃った超常現象特殊部隊。
日本の漫画に多大な影響を受けたらしい監督の趣味が伺えますw
●アクションシーン満載!やたらと漫画チック?
本作のアクションについてですが、
冒頭の食人鬼(グール)との対決が一番面白いと思います。あれがピークw
先ほど紹介した3人の特徴が際立った戦闘シーンでしたし、
かなり“漫画っぽい演出”もあったりで面白い。
物語の最大の敵として“アバドン教団”という、悪魔の組織があるのですが、
幹部級のキャラ2人がこれまた個性的。
ヴァランティーヌは不死身の女性吸血鬼で、剣を使ってマロリーと何度も交戦します。
彼女のライバル的な位置付けになってる?かも。
モルフィーヌは白い顔で口が無い不気味なビジュアル。
姿を変える能力を持ち、寝たきりのティナを襲おうとします。
まあ、やはり“アイドル映画”だと思うので、細かい事は考えずに、
エロい衣装を着たマロリーのアクションを楽しむのが吉かと。
一応捕捉ですが、敵に吊るされてワキの下が思いっきり見えるシーンがあります。
★DVD↓↓↓
正直、内容自体はそこまで・・・って感じでしたが、ビジュアル面は良いですね。
(なので物語には大して触れてません笑)
マロリーの美しさ、ド派手さ、セクシーさ、そこんところは間違いなし。
・・・言っておきますけど、“超B級映画”ですよ?w
このテの作品を好んで見る人にオススメします。
そうそう。あと主題歌がかなり印象的でした。
「やいやいや~ 待ってるや~(空耳)」
というフレーズが妙に耳に残るw