【意外とアクション要素強め?『ウィッチ』アニャ・テイラー=ジョイの魅力満載】モーガン プロトタイプ L-9(2016) - 感想
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モーガン プロトタイプ L-9(2016)
「ブレードランナー」のリドリー・スコット製作のもと、息子のルーク・スコットが長編初メガホンをとり、暴走した人工生命体の脅威を描いたSFアクションスリラー。シンセクト社の研究施設で開発が進められていた人工生命体の試作品L-9「モーガン」が、突如として研究者を襲い大怪我を負わせた。事態を調査するため、危機管理コンサルタントのリー・ウェザーズと心理評価の専門家シャピロ博士が現地に派遣される。しかし、調査の最中にモーガンが再び混乱しはじめてしまい……。リー役を「オデッセイ」のケイト・マーラ、シャピロ博士役を「サイドウェイ」のポール・ジアマッティがそれぞれ演じた。
(引用:モーガン プロトタイプ L-9 : 作品情報 - 映画.com)
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SFアクションスリラー映画『モーガン プロトタイプ L-9』を鑑賞。
この作品を見ようと思ったキッカケは、
人口生命体“モーガン”を演じている、
アニャ・テイラー=ジョイちゃんに興味を持ったからです。
アニャちゃんは2017年公開の『ウィッチ』で主演を務めています。
以前にこの作品を見て、印象に残った女優さんだったな~と思いまして。
独特な魅力のあるルックスかつ、本作ではちょいセクシーなシーンもあったりで・・・
ストーリー的には少々重いですが、なかなか楽しめた魔女映画。
ちなみに今回の『モーガン プロトタイプ L-9』では、お色気要素はほぼありません(笑)
まあ強いて言うなら、
タンクトップ姿で縛られてるアニャちゃんがちょいセクシーだったというくらい。
映画の内容をざっくり言いますと・・・
研究所で作り出された人口生命体の試作品であるモーガン。
研究を進める内に、研究員たちは彼女に愛着を持ち始めて、
まるで我が子のように接していきました。
しかしある日突如として、研究員の1人がモーガンに重傷を負わされます。
原因を探るべく、本社から危機管理コンサルタントのリーが派遣されて、
様子を見に来るんですね。
モーガンはプロトタイプだからか、まだ思考に不安定な部分があって、
その結果人を傷つけてしまった事が判明します。
リーはモーガンが商品としては不十分だと判断し、“廃棄”しようとしますが、
反対した研究員たちは守るために、彼女を外に連れ出そうとして・・・?
・・・という、大体そんな感じです。
アニャちゃん演じるモーガンは、設定的には5歳と同じ思考を持っていて、
基本的には子供っぽい話し方をします。
加えて感情が無く、表情の変化にも乏しい。
そんな人口生命体としての演技がポイントだと思いますが、
その点よりも注目したいのが、何と言ってもアクション!
最初この映画、そっちの面では特に注目してなかったんですよ。
これが意外と“女性アクション”ものとしても楽しめる。
モーガンは、自分に危害を加えたり、友達と判断しなかった人間には、
容赦なく攻撃を加えます。
その動きが以前紹介したハンナのような・・・まるで暗殺者のように鮮やか。
アニャちゃんのキレッキレの動きにぜひ注目してもらいたい。
モーガンの動きに注目して欲しい事が、まず第1のオススメポイント。
そしてもう1点気を付けて見てほしいと思うのが、
彼女を調査しに本社からやって来たリーが何者なのか?という部分。
この人は常に冷静沈着で非常にクール。
研究者たちとは違ってモーガンを商品(モノ)としてしか見ていません。
終盤では暴走して森の中に逃げ込んだ彼女を仕留めるために、
ライフルを持って追いかけていきます。
(スーツ姿に武器というビジュアルがセクシー)
そこでリーとモーガンは壮絶な死闘を繰り広げます。
ここのアクションが凄まじかった。
深い傷を負わされながらも、まるでゾンビのごとく(笑)、
モーガンを追う、その人間離れしたリーの耐久力もヤバい。
「なんでそないにタフなんや??」その答えは・・・
人口生命体のモーガンという、SF要素がメインの話なのは間違いないですが、
リーの活躍ぶり、2人のアクションにも目を向けてみると面白いかも。
全体的に少し地味な作品という印象だったものの、
ラストには驚きもあり、なかなか楽しめました。
小粒ながらも良い映画。