【サイコメトリーな魔少女×中世のファンタジー】ウィッチ・アンド・ドラゴン 秘密が見える少女(2015) - 感想
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ウィッチ・アンド・ドラゴン 秘密が見える少女(2015)
遥かな昔、ドゥンアーク王国の辺境の村に住む10歳の少女・ディナは、母親から受け継いだ“恥あらわし”と呼ばれる、相手の目を見ることでその者が秘密にしておきたい心の奥にある恥、罪悪感、劣等感を暴くことができる不思議な能力を持っていた。その力は幼いディナには上手くコントロールすることが出来ず、村人からも敬遠される始末。ある日、ドゥンアークの領主らの殺人事件が起こり、ディナと母親が事件解決のために城へと招かれる。しかし、それは領主の後継者・ニコを陥れる恐ろしい陰謀だった。協力を拒んだ母は幽閉されてしまい、自身も囚われの身となるのをなんとか回避したディナは、真実を探るために今まで疎ましく思っていた自分の“力”を使うことを決心する。
(引用:Amazon Prime Videoより)
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Amazon Primeにて鑑賞しました。
主人公は心を見透かすサイコメトリーのような能力を持つ、
少女・ディナ(演:レベッカ・エミリー・サトラップ)。
あらすじに、
“相手の目を見ることでその者が秘密にしておきたい心の奥にある恥、罪悪感、
劣等感を暴くことができる不思議な能力”
と書いていますが、
この相手の“秘密にしておきたい心の奥にある恥”に限って、見ることが出来る・・・
というのがキーポイントかも。
つまり“恥じていない”事については、見透かせないんですよね。
見たキッカケは、まずこの子が可愛いという事と(笑)、
魔女的な力を持っているヒロイン、という事で興味を持ったからです。
鑑賞した全体的な感想としては、ちょっと地味だけど良作って印象でした。
派手なワイヤーアクションだとか、CGを使ったモンスター描写とかも少ない。
タイトルにもなっている“ドラゴン”は登場しますが、
ドラゴンというより単なる“デカいトカゲ”だし笑
ビジュアル的にはインパクトは少ないものの、
ストーリーは結構王道な感じですし、個人的には普通に楽しめました。
またファンタジー要素としては、主人公の魔女の力とドラゴンくらい。
魔法バトルみたいな展開にもならない、リアリティのある描写がほとんど。
タイトルに“ウィッチ”とありますが、
ハリー・ポッターのような世界観とは全然違います。
終盤では登場人物の剣を使った戦いが多く、
記事のカテゴリーはとりあえず“アクション”にしました。
見どころは、冒険を通して成長していく主人公・ディナ。
その力を危険視した王家の人間に追われて、なかなか危険な目に合ってます。
逃げる過程で色々な人物と出会って、自分の力と向き合っていく・・・
彼女の成長していく姿に注目して頂きたい。
あとはディナとニコの関係性が良いね。
見ていて微笑ましかった。
あまり過激な内容でも無く、
このブログでは大体見る人を選ぶような映画ばかり取り上げてますが、
『ウィッチ・アンド・ドラゴン 秘密が見える少女』は久々の王道作品です笑