【魔術師・黒井ミサ誕生!不死身の怪物を倒せ!“ゆず”の北川悠仁も出演?】エコエコアザラクII BIRTH OF THE WIZARD(1996) - 感想
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明治13年、世俗を離れて密かに魔術をあやつる斎呀一族が住んでいた小さな村が、謎の女・霧江による大量虐殺によって消滅した。時は流れて現代、考古学者が斎呀一族の村と思われる場所から、霧江のミイラを発掘した。ミイラは100年の封印から突如として甦り、考古学者たちに襲いかかる。復活した霧江は次々と殺した相手にのりうつりながら、黒井ミサという少女を探していた。まだ黒魔術を会得する前のごく普通の高校生だったミサは、自宅で同級生たちとパーティーをしていたところを、霧江に体を乗っ取られた死体に襲われ、間一髪のところで斎呀と名乗る男に救われる。逃げるようにして斎呀のアジトに転がり込んだミサは、彼が霧江を倒すという使命を帯びて100年以上も生きながらえてきた斎呀一族最後の生き残りであることを知り、さらに自分に強力な魔術パワーが秘められていることも教えられた。霧江を倒すために自分の力が必要とされていることを知ったミサは、斎呀とともに霧江のミイラが保管されている大学の研究室に忍び込む。
(引用:エコエコアザラクII : 作品情報 - 映画.com)
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今回はエコエコアザラク、劇場版第2作である
『BIRTH OF THE WIZARD』(1996)を紹介します。
前回取り上げた1作目の続き・・・かと思いきや、
この作品では黒井ミサがどのようにして魔術師となったのか?
魔術師になる以前の、普通の高校生だった頃のミサが描かれています。
🌹らびあん的オススメポイント↓↓↓
●ターミネーター?!不死身の怪物
●魔術師になる前の黒井ミサ
●“ゆず”のあの人も出演?
●斎呀(さいが)のアクションがカッコいい!
●圧巻のラスト!「地獄に堕ちろ!!!!」
個人的には3作品の中で一番好きなのが、今回取り上げる2作目!
美少女と彼女を守る男の逃避行・・・
パワーアップしたアクションシーン・・・
加えて前作のような(ちょいやりすぎな)セクシーシーンもない。
『BIRTH OF THE WIZARD』は最も自分好みで、かつ理想に近い作品です。
●ターミネーター?!不死身の怪物
今作の敵となるのは“霧江(きりえ)”と呼ばれる怪物。
劇中で医者や警官・・・様々な人間に乗り移って、その体を操ります。
操られて、支配された人間は圧倒的な怪力と耐久力を駆使して、
ミサに襲い掛かります。
彼女を狙うのは、秘められた強大な魔力を自分のものにするため。
ナイフで刺されても、拳銃で撃ち抜かれても効果なし。
さながらターミネーターのような雰囲気になってます(笑)
オープニングでは過去に霧江(本人)が殺戮を行っていた様子が出てきますが、
ここのアクション、そしてスプラッター演出で一気に映画に引き込まれますね。
●魔術師になる前の黒井ミサ
普通の学生だったミサは、霧江に襲われる最中、
斎呀(さいが)と出会い、自身の潜在能力を知る事になります。
自分を守って重傷を負った斎呀を治療するため、
体に手を当てて、彼の言葉に合わせて回復の呪文を唱えます。
すると彼女の能力なのか、この時に斎呀の過去や、
自分に強大な魔力が備わっている事、彼がかつて自分と会っていた事・・・
それらが映像となって自分の頭の中に入り込み、全ての事情を知ります。。。
霧江の襲撃から逃げる最中、ミサは徐々に斎呀に惹かれていきます。
本当はミサを戦いに巻き込みたくない斎呀も彼女を気にかけている。
そんな2人の関係性も見どころですね。
終盤ではその斎呀や友人、、親しい人間に乗り移った霧江と対峙し、
ミサは苦悩する事となります。
●“ゆず”のあの人も出演?
なんと、ゆずの北川悠仁さんが少しだけ出演しています。
ミサに密かに思いを寄せている、少し奥手な同級生・岡崎を演じているのですが、
映画開始10分少々でやられて、あっけなく退場します(汗)
しかもその“やられ方”がえぐい。
友達とのパーティー中、買い出しに行ったミサが帰ってきたのだと思って、
「おかえり~」とドアを開けると、
霧江(この時は医者に乗り移っている)に
顔面を握りつぶされて、壁に叩きつけられます・・・音が生々しい。
北川悠仁さんは、ドラマ版のエコエコアザラクでも登場しています。
あちらではまだ普通に出番はあったのですが、今作の扱い・・・
しかし、この悠仁退場シーンは、
霧江の恐ろしさを印象付ける良いシーンになっていました。
●斎呀(さいが)のアクションがカッコいい!
本作品は黒井ミサの魔術師としての活躍はあまり見られませんが、
彼女を身を挺して守る斎呀は、様々な魔術を駆使して霧江に立ち向かいます。
結界を貼る、雷(?)を落とす、幻影を作る、短剣の大きさを変化させる、等。
彼のアクションは存分に堪能できる作品ではないでしょうか。
斎呀と霧江の因縁は現代から100年も前に遡ります。
かつて恋人だった霧江は死ぬのですが、斎呀は禁断の秘術を用いて蘇らせました。
しかし蘇った彼女は以前とは違う化け物となり、斎呀のいた村を滅ぼします。
彼は霧江を倒す使命を言い渡される。
彼女を倒すカギとなるのは、100年後に生まれる、
強大な魔力を秘めた黒井ミサであると知ります。
そのためミサの力を必要としていたんですね。
・・・斎呀何歳やねん?(笑)
●圧巻のラスト!「地獄に堕ちろ!!!!」
終盤、霧江はミサの友人・翔子に乗り移り、2人は苦戦します。
ここの翔子の悪女演技はなかなか見ごたえありますよ。
前作の菅野美穂さんを彷彿とさせます。
この霧江はしぶとい相手ですな。
ミサは最終的に絶体絶命の危機に陥るのですが、
以前目にしていた“凶悪な呪文”を思い出し、唱え始めます。
使いこなせるわけがないと、霧江に言われますが、
斎呀の力を借りて、その呪文を発動します。
すると巨大な悪魔が召喚され、霧江を粉砕(このシーンは圧巻!)
ミサの「地獄に堕ちろーーーーーーーー!!!!!」
の叫び声は何度聞いてもスカッとしますねw
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